
鬼頭:5月11日に行われた清水エスパルスー鹿児島ユナイテッドFCの試合を振り返っていきます。清水は開始1分、中村亮太朗選手のヘディングシュートで先制しました。
ヒデ:本当にドンピシャでしたね。
小沢:ファーストチャンスをものにできて、チームにとって大きかったですね。矢島慎也選手のフリーキックで、ゴール前に本当にいいボールが入りました。完全に流れが来たなと。
鬼頭:2点目は前半43分。コーナーキックの流れから北川航也選手がまたしてもゴール。
ヒデ:デザインされていたのか。見ていて気持ちがよかったですね。
小沢:先制点を取った中村選手がニアでそらして、北川選手が詰めました。時間帯もすごく良かったですよね。
中村選手はそんなに身長が高いわけではないですが、ゴール前に入るタイミングがすごく上手。本人は「たまたまですよ」みたいな感じで言ってましたが、前半で1得点1アシスト。

鬼頭:後半も勢いは止まらず23分に山原怜音選手のコーナーキックを今度は住吉ジェラニレショーン選手が頭で合わせてゴール。これもすごかったですね。
ヒデ:まあ、打点が高かった。“ジェラ”ってましたね。
小沢:ジェラジェラでしたね(笑)打点が高くて、ちょっと難しい体の入れ方だったと思いますが、左ポストに当たって入りました。
鬼頭:これで終わりじゃないんです。後半37分にまたしても17歳西原源樹選手のゴールです。
ヒデ:ノッてる時って、そうやってちゃんと若手にもチャンスが転がってくる。4対0で、清水は7連勝ですよ。鹿児島でキャンプをさせていただきましたが、勝たせていただきました。
鬼頭:今の清水エスパルスは記者から見てもノッてるんじゃないですか。
小沢:今節で言えば、あまり取れていなかったセットプレーから3点も取れたっていうところ。流れの中でうまくいかなくてもセットプレーで仕留めて、試合を優位に運べたのがすごく大きかったのかなと思います。
住吉選手が母の日に鉄板プレゼント
ヒデ:ほかに話を聞いた選手は?小沢:ジェラ選手は、お母さんがホームもアウエーもほぼ毎試合来てくれているそうです。
鬼頭:横浜のお好み焼き屋さんですよね。女手一つで育ててくれたと、ジェラ選手は母の日に感謝の言葉をおっしゃっていました。応援したくなりますね。
ヒデ:それはいい親孝行になりましたね。いいプレゼントになった。

小沢:ジェラ選手は、母親の方に向かってガッツポーズ。
ヒデ:まさに鉄板ですね!
鬼頭:ここでジェラ選手のインタビューを聞いていただきます。
<住吉ジェラニレショーン選手の話>
「(ゴールの場面は)いいボールが来たのでいいタイミングで入れたって感じです。(守備面は)みんなが声を掛け合ってやってくれているので、自分は助けられてるなと感じています。次は横浜で、自分にとっていろいろと思い入れがある地なので、勝って清水に帰ってきたいと思います」
ヒデ「あぐらをかいたらいかん」
ヒデ:出場する選手がみんな結果を出していて、監督の意図をそのまま体現していると思うんですが、いかがですか。小沢:そうですね。交代選手が活躍するっていうところを監督もすごく評価していて、新加入選手もばっちり活躍しています。今は全てがかみ合って進んでるんじゃないかなと思っています。
ヒデ:2敗はしてますけど、今年のエスパルスは本当に安心して見ていられますね。でも、僕も7連勝の時はSNSで調子に乗ったコメントをしましたが、すぐに「あぐらをかいたらいかん」と思って。もう1回ちゃんと気を引き締めて。最下位ぐらいのつもりでいけば、さらに期待できるんじゃないですか。楽しみですね。
小沢記者のゲン担ぎ
鬼頭:小沢さんのひげが伸びてますが、このひげにも意味があるとか。小沢:今シーズンから清水エスパルスの取材を担当するようになって、間近で監督や選手が1試合1試合を積み重ねていってるのを見まして、僕も何か積み重ねようと(笑)。勝ったらひげを伸ばしっぱなしにしようと思ってたら、7連勝しちゃってるので。

ヒデ:いいですねえ、似合ってるし。もうこのまま三国志の関羽みたいになってください(笑)だって、ずっと勝つからね。
鬼頭:次節は横浜FCと対戦します。8連勝に向けていかがですか。
小沢:相手は現在4位で、今後間違いなく昇格争いのライバルになってくるチームだと思います。ここで勝つと、勝ち点差15に広がります。5試合分、相当なアドバンテージになります。
ヒデ:ますますひげが伸び始める。
小沢:もう家族に嫌われます(笑)