懐かしい風景 油彩で表現 湖西の杉山さん、17日まで展示会

 湖西市鷲津の画家杉山悦照さん(78)の「絵と陶芸展」が10日から、同市新居町中之郷のカフェ&アートステージ竹生で始まる。17日まで。絵を始めて24年の杉山さんが手がけた油彩の風景画18点と、自宅で開く陶芸教室の教え子が作った干支(えと)の焼き物など約50点、ネイリストの娘恵子さん(48)によるネイルアート9点が並ぶ。

杉山悦照さん(右)が描いた風景画などが並ぶ展示会=湖西市新居町のカフェ&アートステージ竹生
杉山悦照さん(右)が描いた風景画などが並ぶ展示会=湖西市新居町のカフェ&アートステージ竹生

 定年退職後の趣味として絵を始め、日展入選も経験した杉山さん。同市の本興寺や白須賀地区の干し大根、奈良県斑鳩町の法起寺など歴史や風土を表す情景を描いた作品を展示した。入出地区の干拓地を題材にした作品は、あぜ道を歩く夫婦の後ろ姿を描き込んだ。杉山さんは「人の姿を入れると絵に温かみが出る。見る人の想像を加えながら昔懐かしい風景を楽しんでほしい」と話した。
 陶芸は「干支の置き物」作りの教室生の作品と、杉山さんのカエルやフクロウなどを展示した。ネイルアートは全国大会などで入賞経験がある恵子さんの作品を紹介している。
 午前10時半~午後4時。14日は休み。

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