災害時の連携確認 湖西で合同訓練 県西部消防長会

 静岡県西部地区消防長会はこのほど、広域の応援を必要とする大規模災害の発生を想定した合同訓練を、湖西市新居町のボートレース浜名湖対岸駐車場で行った。西部7消防本部・局と聖隷三方原病院、湖西署、日本自動車連盟(JAF)静岡支部が参加し、多数の負傷者が発生する交通事故の発生を想定して連携を確認した。

多数のけが人が発生する事故を想定して訓練を行った消防職員ら=湖西市新居町のボートレース浜名湖対岸駐車場
多数のけが人が発生する事故を想定して訓練を行った消防職員ら=湖西市新居町のボートレース浜名湖対岸駐車場

 幹線道路上で中型バスと乗用車2台が衝突した後、さらに乗用車やトラックが追突して負傷者が多数発生した―との想定。消防職員は横転したりドアが開かなくなったりした車両から資機材を使って負傷者を救助し、多数のけが人の状態を見て救助や治療の優先度を決めるトリアージを行うなどした。聖隷三方原病院のドクターヘリも駆けつけ、負傷者を迅速に搬送する手順を確認した。
 西部地区の合同訓練は4年ぶりの実施。

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