ＵＳＪ、パーク内で入社式　関西主要企業が開催

　関西主要企業の多くが１日、入社式を開いた。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ、大阪市）の運営会社は、新型コロナウイルス禍で控えていたパーク内での入社式を５年ぶりに開催。Ｊ・Ｌ・ボニエ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「皆さんが来場者の笑顔をつくる一員となることをうれしく思う」とあいさつした。

　新入社員１１０人が出席。人気キャラクター「ミニオン」らが登場し、盛り上げた。新入社員の鈴木遼太朗さん（２２）は「自身も成長しながら、来場者にわくわくを届けたい」と意気込んだ。
　関西電力は大阪市の本店で開き、２６０人が参加した。森望社長は「失敗を恐れず果敢に挑戦し、小さな一歩から大きな成長へと広げていってほしい」とエール。新入社員代表の別木苑果さんが「自らの考えや意志で変化を起こすことがこれほどまで歓迎される時代は、戦後復興以来ではないか。精いっぱい精進して知識や技術、経験を身に付ける」と述べた。
　パナソニックホールディングス（ＨＤ）は大阪府門真市の本社で実施。楠見雄規社長は「未来の社会を先取りして、競合に先駆けてお客さまに役立つ研究開発を行ってほしい」と呼びかけた。
　一方、小林製薬は大阪市のホテルで予定していた入社式を中止した。「紅こうじ」サプリメントを摂取した人から健康被害の報告が相次いでいることを受けた対応。８１人の新入社員に辞退者はいなかったという。

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