LINEに原因究明を要請 総務相、利用者情報流出で

 鈴木淳司総務相は28日の閣議後記者会見で、通信アプリ「LINE(ライン)」の利用者や取引先などに関する情報が外部に流出した問題を巡り、アプリを手がけるIT大手LINEヤフーに原因究明を要請したと明らかにした。鈴木氏は「利用者情報の保護が十分に図られていない事案の発生は大変遺憾だ」と述べた。
 情報流出は最大で計44万件に上る可能性があり、総務省が事態を重く見れば、行政指導を行う可能性がある。
 鈴木氏は「同社からの詳細報告を踏まえ、必要な対応を求めていく」とした。
 LINEヤフーによると、流出したのは利用者の年代や性別、LINEスタンプの購入履歴など。サーバーへの不正アクセスが原因という。
 LINEヤフーの主要株主で韓国のIT大手ネイバーのサーバーが不正アクセスを受け、一部のシステムを共通化しているLINEヤフーにも被害が及んだ。

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