ソニーにサイバー攻撃 顧客情報、流出は確認されず

 ソニーは4日、テレビや携帯電話を開発・製造する事業で、品質検証に使うサーバーがサイバー攻撃を受けたと明らかにした。「国内の一つのサーバーで外部からのアクセスの痕跡を確認した」という。被害の詳細は明らかにしていないが、顧客や取引先の情報はこのサーバーに保存しておらず、流出は確認されていないと説明している。

ソニー本社=2019年、東京都港区
ソニー本社=2019年、東京都港区

 ソニーに対しては、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」を使う集団「RANSOMEDVC」が「ソニーの全システムを危険にさらすことに成功した」と主張。データを売る意向を示しており、ソニーが調査を進める中で今回の被害を確認した。
 ソニーは、今回のサイバー攻撃の犯人は特定できていないと説明し「現時点でほかのシステムが影響を受けた事実はない。業務の継続に大きな影響はない」と強調している。

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