野党、臨時国会の早期召集を要求 国対委員長が会談

 立憲民主党など野党7党派は27日午前、国対委員長会談を国会内で開いた。第2次岸田再改造内閣発足や、岸田文雄首相が10月中の取りまとめを指示した経済対策を踏まえ、臨時国会を早期に召集するよう与党に求める方針を確認した。立民の安住淳国対委員長は午後、自民党の高木毅国対委員長と会談し早期召集を申し入れた。

国会内で開かれた立憲民主党など野党7党派の国対委員長会談=27日午前
国会内で開かれた立憲民主党など野党7党派の国対委員長会談=27日午前

 野党7党派の国対委員長会談後、安住氏は記者団に、内閣改造や物価高対策、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題などに触れ「首相は議論から逃げてはいけない」と語った。
 会談には立民のほか、日本維新の会、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の各党、衆院会派「有志の会」が出席。
 首相は25日、物価高などに対応する経済対策を10月中に策定した後、財源を裏付ける2023年度補正予算案編成に速やかに入ると表明した。政府、与党内では、これを踏まえた秋の臨時国会召集が検討されており、10月後半を中心に複数の日程が挙げられている。

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