新生活、キミのスマホは安全? ルールは決めた?―だそうです。
進級・進学など新生活が始まる春は、スマートフォンなどのインターネット接続機器の新規購入・機種変更も多くなるんだ。静岡県警は未成年者(少年)や保護者に対してインターネットの安心安全な利用を呼びかけるキャンペーン「春のあんしんネット・新学期一斉行動」を展開しているよ。
静岡県内では2016年(平成28年)、インターネットを利用して性被害にあった少年は38人もいたんだって。
有害サイトなどから端末を守る「フィルタリング」を利用していれば、被害の多くを防ぐことができたんじゃないかと思うんだけど、2015年度(平成27年度)に行われた調査では、静岡県内の「フィルタリング」利用率は小学生25.6%、中学生33.2%、高校生44.9%。ボク、ずいぶん低いなぁとびっくりしちゃった。皆さんはどう思う?
一方、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを舞台にしたインターネット上でのいじめが社会問題になっているし、コンピューター・ウイルス提供や不正アクセスなど少年によるインターネット利用犯罪の発生も後を絶たない。とっても便利なインターネットだけど、使い方次第で人を傷つけたり、損害を与えたり、場合によっては重大な犯罪の加害者になってしまうことだってあるんだ。
県警は、スマートフォンなどのインターネット接続機器を子どもたちが安全安心に利用できるようにするため、家族で話し合って具体的なルールづくりをするようアドバイスしているよ。
例えば、
▽スマートフォンにはフィルタリングを利用する
▽スマートフォンに依存した生活をしない
▽友達を傷つける書き込みは絶対にしない
▽ネットで知り合った人とは会わない
▽自分が特定されてしまう個人情報を公開しない
などのルールが必要なんだって。
それでも、もしインターネット上で犯罪やトラブルに巻き込まれてしまったら、一人で悩んだり、放置したりしないで、近くの警察署や少年サポートセンター<電0120(783)410>に連絡しよう。優しく相談に乗ってくれるよ。