アスルクラロ沼津、大卒ルーキー藤井建悟が躍動。藤枝MYFCとの練習試合で0−1も鈴木秀人監督「フジケンは期待していた以上のプレー」


県内のJリーグ4クラブがホーム&アウェー方式で対戦する「県J4クラブ強化トレーニングマッチ」が9月21日、藤枝総合運動公園サッカー場で行われ、アスルクラロ沼津は藤枝MYFCに0−1と惜敗しましたが、終盤に多くの決定機をつくりました。鈴木秀人新監督が就任し、9月20日の奈良クラブ戦でJ3リーグ戦の連敗は7でストップ。残り10試合に向け、収穫も得た一戦になりました。

鈴木秀人監督「最近はオフの動きが非常に良くなっていた」

-今日のテーマは。
一つはリーグ戦に向けてのメンバー選考。ベンチだったりそのようなところを。まだまだ(就任して)まだ1週間なんで変えなければいけない部分とかもあるし、物足りないポジションもあるので、そういった意味で見極めじゃないですけど、計算できる選手もいたので、そういうところで常に刺激を与えています。

ちょっと若い選手が多いので、成長させられるようにやっていきたいので、そういった意味では今日のゲームはいい選手にはちょっと刺激になったし、悪い選手にとってはここからまた頑張らなきゃいけないっていう一つの目安にはなったかなというのはあります。

-後半はかなり決定機を作りました。
昨日(奈良戦)もそうですけど、結局決めないと。そこはずっと今年の課題だったので、そこはもっと特化してやっていかなければいけないし、そこが決まるようになればもっと勝ちが増えると思うので、そこを少し意識して。

とは言っても決定力って…。だからいかにチャンスを多く作れるかっていうところは意識してやっていきたいかなというのはあります。

-存在感を示した藤井建悟選手のように、監督交代で気持ちを切り替えることができる選手が増えるかもしれません。
ウイングバックでプレーしましたが、今の日本代表とかも堂安選手があそこやったりしていますし、そこで推進力とかドリブル突破ができる選手がいるとちょっと変わってくるので、そういった意味でフジケン(藤井選手)のところは良い評価を与えられるかな。

守備面のところでは期待していた以上のプレーをしてくれたので、どうしても攻撃的な選手なので、守備でどうだろうと思ったんですけど、戦術理解してしっかりやってくれていたので、ああいう選手がもっと増えてくればもっともっとここから勝っていけるかなと思います。

-大卒1年目の選手です。
ドリブルは元々良かったので、チーム戦術にいかに対応できるか。大学では好き勝手やっていた部分があったんですけど、オンはいいですけどオフがみたいな。でもそういう部分が結構改善されていたのでチャンスを与えたいなと思っていました。

-最近出場機会がなかったのはその辺りが理由だったんですか。
そうですね。少しちょっとシステムが変わって、どっちかといえば中でプレーする選手、特長のある選手を試合に使っていたので。そういった意味ではその辺もだいぶ最近良くなってきたというところで、やっぱりオフの動きが非常に良くなってきたので、今のポジションだったらもっともっとフジケンの良さが生きると思うので、そこをどんどん出していってほしいかな。

-チームにとってここから大事なところを一つ挙げるとしたら。
やっぱりまず守備の部分。昨日みたいに粘り強く守っていけば、チャンスはちょっと前ぐらいから作れるようになってきたので、あとはそれを決めるか決めないか。やっぱり先に点を取られちゃうと、どうしても焦って攻撃が雑になったりという部分も結構あったので、なるべく守備のところで失点を与えないようにして、こっちが先に点を取るっていうところが一番大事になってきますね。

MF藤井建悟「もっとできる。数字に繋げなきゃ」


-キレのあるプレーが光りました。個人的な感想は。
リーグ戦の出場はあまり最近はなかったんですけど、練習でも調子が悪いとは感じなかったので、今日はその動きをそのまま出せたかなというふうに思います。

-藤井選手のところにボールが回り、決定的な場面もありました。
新しくやり方が変わったりして、やっぱり自分に求められているところというのは個人で剥がしてクロスを上げるところだったり、もちろん点を取ることだったりというところがより求められると思うので、いいところまで行くっていうのは当たり前で、やっぱりそれを数字に繋げなきゃいけないなって感じました。

-ポジションは左ウイングバックでした。守備も求められます。
そうですよね、サイドバックとかやったことなくて。守備のところで前半ちょっと距離が遠くなっちゃったり、予測のところ、ライン合わせのところだったりっていうのはちょっと戸惑ったところもあるんですけど、後半は修正できて。まだまだですけどそこは課題ですね。

-アピールできたという手応えのようなものはありましたか。
動き的には悪くなかったし、サイドは何本クロス上げるかとか、何本シュートを打てるかというところも大事になってくるので。そういった面ではアピールできたんじゃないかなと思いますけど、やっぱり0−1で負けていて、結局自分たちは点が取れていないので、そこは自分がどうにかできたんじゃないかなと思います。

-今季はJ3開幕戦でいきなりゴールを決めました。
開幕から10何試合出て、自分が出たときは全然勝てなくて、自分も1点しか取れなかったので。もっとできるので、ここからです。
シズサカ シズサカ

静岡新聞社編集局運動部がサッカーや野球、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、さまざまなスポーツの話題をお届けします。紙面では紹介しきれない選手たちの表情や、ちょっとしたこぼれ話をお楽しみに。最新情報は運動部の公式X(旧Twitter)でチェックを!

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1