徳川家康が晩年を過ごした駿府城の歴史について学ぶ講演会が3月14日、開かれました。
静岡市葵区で開かれた歴史講演会は、城のスペシャリスト・日本城郭協会理事の加藤理文さんが講師を務めました。テーマは、かつて徳川家康が晩年を過ごし、大御所政治の拠点とされた駿府城です。
<日本城郭協会 加藤理文理事>
「史上最大の大きさの天守台をどうしても作りたかった。命じられた武将たちが忖度をしてこの大きさにしたのかもしれない。(上に)天守を立てたならどのくらいかというと、静岡市役所ぐらいです」
駿府城の天守について、日本で初めて金属瓦が採用されたことや、家康が江戸に向かう東海道からの眺めを重視して築いたことなどが語られました。
訪れた人は、普段知ることのない駿府城のひみつを興味深そうに聞き入っていました。