環境の課題解決に向けた取り組みを行う企業や団体を表彰する「SDGsビジネスアワード」の発表会が3月12日に静岡市で開かれました。最終発表会には8つの団体が臨み、持続可能なビジネスプランを提案しました。
「SDGsビジネスアワード」は静岡県が環境問題の解決に向けたビジネスプランを考えた企業や団体を支援するもので、2022年から行われています。最終発表会には書類審査などを通過した8つの団体が臨み、ビジネスモデルなどをプレゼンしました。
卓球Tリーグの静岡ジェードや模型メーカーなどで構成されるチームが発表したのは、「ピンポン球リサイクルプロジェクト」です。このプロジェクトは2022年に焼津中央高校の卓球部員が割れて捨てられたピンポン球を見てリサイクルできないかと考えたのがきっかけでした。
3月12日は静岡ジェードが公式戦やイベントで回収したピンポン球を大会の表彰メダルにするアイデアを発表しました。
<静岡ジェード 中林真希SDGs推進アドバイザー>
「卓球の場合は、割ったピンポン球の数だけ強くなれると、割ったピンポン球のおかげでメダルを手にすることができたということになりますので、卓球選手にとっても唯一無二のストーリー性がある、ある意味、金でできたメダルよりもこの割れた卓球ボールでできている方が価値があるということが言える」
審査の結果は「奨励賞」。静岡県知事賞には、コーヒー豆の搾りかすを発酵させてお菓子や化粧品の原料に加工するプロジェクトが選ばれました。