東日本大震災の発生からまもなく14年。静岡県の清水港では3月6日、南海トラフ巨大地震を想定した津波避難訓練が実施されました。2025年は初めてドローンを導入した訓練が行われました。
県内最大の物流拠点である清水港。南海トラフ巨大地震を想定した訓練にはトレーラーの運転手や荷役作業員など約200人が参加しました。
巨大地震が起きると、清水港には最大3メートルの津波が約5分で到達すると想定されていて、素早い避難が求められます。
今回の訓練で全員の避難にかかった時間は7分。避難場所や避難経路の見直しが必要だと分かりました。
また、今回はドローンを活用した訓練を初めて行いました。どこが危険なのか。災害時に、速やかに把握できるシステムの利便性を確かめました。
<清水コンテナターミナル 西山一実常務取締役>
「参加している皆さん全員が一度訓練をやっていれば、いざという時に行動に移せるだろう。皆さんにも身につけてもらいたい」
コンテナターミナルは災害からの復旧・復興に欠かせない物流ポイントです。県は、訓練を教訓に対策を改善していきたいとしています。