大井川流域の理解を得るための重要な局面となりそうです。リニア中央新幹線の工事をめぐり、JR東海が3月7日から静岡県の地元で開催する住民説明会について、丹羽社長は3月5日の記者会見で「懸念を解消していくために大変重要なこと」だと述べました。
<JR東海 丹羽俊介社長>
「直接、地域の皆さまへの分かりやすい説明が必要であるという点についてご提案したところ、ご理解いただいたことから、3月7日の島田市から順次、8市2町において説明させていただくことにいたしました」
リニア工事を巡りJR東海は、2024年11月の大井川流域の市長・町長との意見交換会をふまえ、3月7日から4月にかけて、流域の8つの市と2つの町での住民説明会の開催を決めました。説明会では、大井川の水資源に関するJR東海の取り組みについて、パネルや映像で紹介しながら、直接、住民からの質問に応じるということです。
<JR東海 丹羽俊介社長>
「水資源に関して、懸念を抱いていらっしゃる流域の皆さまがいらっしゃいます。こういった方の懸念を解消していくために大変重要なことであると考えております」
JR東海による大井川流域での住民説明会は初めてで、1つの市や町ごとに2日間の日程で午前10時から午後4時まで行われる予定です。