東日本大震災から間もなく14年になるのを前に、静岡市内では3月2日、津波を想定して外国人観光客を避難誘導する訓練が行われました。
この訓練は、近年、クルーズ船の寄港やインバウンド客が増えていることを受けて静岡市が初めて企画し、施設の従業員や消防など約70人が参加しました。
外国人観光客役を市内の大学に通う留学生などが務め、施設のスタッフが外国語で書かれたボードを掲げて大きな声で避難を呼びかけながら、全員を津波避難場所の3階まで誘導しました。
<静岡市危機管理課 神田裕光課長>
「時間が無ければすぐ近くで構わないのでそこに逃げ込む、そういったのが皆さん意識できれば、特に外国人の方にその意識がないかもしれないので、そこの誘導はきちんとやっていただきたい」
誘導訓練の後、参加者は消防の指導を受け負傷者の搬送方法を確認していました。