2025年3月1日午前6時頃、静岡県松崎港沖で漁をしていた漁船「慈愛丸」で、火事が発生しました。
近くで漁をしていた別の船が気付き、乗組員を救助したことから、けが人はいませんでした。
下田海上保安部によりますと、3月1日午前6時半頃、松崎町の松崎港西防波堤防灯台から西に約8キロの海上で、漁船「慈愛丸」が漁の準備をしていたところ、乗組員が船の中央付近かくの煙突から黒煙と炎が上がっていることに気づいたということです。
その後、近くで漁をしていた漁船「水八丸」が、漁船「慈愛丸」から黒煙が上がっていることに気づき、乗組員4人を救助し、その後、午前8時頃、戸田漁港に到着したということです。
乗組員4人に、けがはありませんでした。
乗組員は、別の漁船に救助されたあと118番通報し、その後、下田海上保安部に連絡が入り、巡視船などが消火活動に向かいました。
消火活動中の午前10時頃、漁船は沈没し、巡視船などが浮流物などを回収したということです。
漁船「慈愛丸」は、長さ17.2メートル、総トン数は14トン、材質はFRPで、底びき漁業や一本つり漁業として使用されているということです。
事故の原因については、現在調査中です。

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