将棋の七冠保持者・藤井聡太名人への挑戦権をかけて争うA級順位戦最終局が2月27日、静岡市で行われています。対局の大盤解説には、藤井名人も参加し、多くの将棋ファンが集まりました。
<藤井聡太名人(七冠)>
「対戦カードを見ると、中盤のねじり合いが続くような展開になるのではと期待している。熱戦の様子を分かりやすくお伝えできるように努めたい」
昨夜、開かれた前夜祭で対局の見どころを語ったのは、藤井聡太名人です。
27日、静岡市で行われているA級順位戦最終局は、将棋の八大タイトルのうち、七冠を保持する藤井名人への挑戦権をかけて争うもので、対局が深夜まで続くことから「将棋界の一番長い日」とも呼ばれています。
静岡市民文化会館で行われた大盤解説には、藤井名人も参加。会場には、藤井名人を一目見ようと、約500人が集まりました。藤井名人が真剣に解説を続ける中、対局中の棋士が食べているものを質問され、戸惑う場面も。
<藤井聡太名人>
Q. 何だと思いますか
「それって全然ヒントがない…」
Q. 相場はチョコとか。どう思いますか
「…。当てるのは難しい」
<来場客>
「将棋に対しては、ピンポイントだが、ちょっと崩した話になると先生のほうも困ってらっしゃって親しみが湧いた」
<来場客>
「子どもの頃から変わらない感じの今の解説で。わかりやすく鋭い感じで、見ててとても楽しい。名人竜王であることをおごらないで、とてもいい先生だなと思う」
注目のA級順位戦最終局は、深夜まで続く見込みです。