「見ると幸せになる」として人気を集めた黄色い新幹線「ドクターイエロー」。1月に引退したJR東海の車両が2月20日、廃車のため浜松工場に入りました。
最後の姿を見ようと多くのファンが集まりました。
午後1時すぎの浜松駅付近です。ドクターイエローは東京から浜松に向けて最後の走りを見せました。
ドクターイエローは東海道・山陽新幹線の線路や架線に異常がないか走って検査するいわば『新幹線のお医者さん』。JR東海とJR西日本に1編成ずつありましたが、老朽化などを理由にJR東海の車両がひと足先に1月で引退しました。
廃車のため、回送された車両は浜松駅の少し西で折り返し、JR東海の浜松工場を目指しました。
2月20日のダイヤは公開されていませんでしたが、浜松工場に入る直前の新幹線の踏切には100人以上の鉄道ファンが集まりました。
朝6時から待っていた人もいるといい、カメラを手に引退した車両を見届けました。
事故を防ぐためJR東海の職員と警察が交通整理を行うほどでした。
2月20日、浜松工場に入った車両の一部は6月頃から名古屋市の「リニア・鉄道館」に展示される予定です。