静岡県県トラック協会が若手のドライバーに向けた就職相談会を開きました。物流業界で深刻化する人材不足の解消につなげる狙いです。
<社会部 山口駿平記者>
「きょうの就職相談会は40歳以下の人を対象に開かれました。トラックの免許を持っていなくても参加できる相談会です」
2月13日、静岡市で県トラック協会が開いた就職相談会。静岡市内の運送会社9社が参加しました。ターゲットは「若手」のドライバーです。
<ダイトロジ 安達裕子さん>
「非常に高齢化が進んでいて、うちの平均も50代を超えているので、会社の未来として若い方がいないと立ちいかない」

静岡県内のトラックドライバーの年齢を見てみると50代以上が半数を占め、高齢化が深刻な問題となっています。相談会では、若い人に物流業界へ興味を持ってもらおうと、運転のシミュレーションも体験してもらいました。
<26歳男性>
「食品を配送するドライバーさんと関わることがあって、その人に『いつでもトラックドライバー空いてるよ。人足りないから』って聞いていて、今回仕事を探す時にいいかなって」
<静岡県トラック協会 辺見有太総務課長>
「このまま放置していくと、どんどん高齢化していくので、高齢化していくと健康起因事故が発生しやすくなるし、業界の活性化という意味でも、若年ドライバーが必要になってくる」
日本の物流の未来を支える若い力をどう確保するか、業界の模索が続いています。