スターバックスコーヒーが1月30日、静岡県三島市内の老人介護施設に出張サービスをしました。本格的なコーヒーを施設の利用者に楽しんでもらう狙いとは。
<東部総局 金原一隆記者>
「お年寄りたちが過ごす介護施設に、スターバックスがやってきました。お店と同じコーヒーをお年寄りたちに提供します」
三島市にある介護施設「ふれあい三島二日町」は地元の企業を招いて交流するイベントを年に6回ほど開催。30日はスターバックスコーヒー三島玉川店のスタッフを招き、利用者たちは本格的なコーヒーを楽しみました。
<利用者>
Qいかがですか
「苦い!」
<利用者の家族>
「おいしいです、ごちそうさまです。いい香りです」
<スターバックスコーヒー三島玉川店 川口智洋さん>
「きょうはスマトラ島のコーヒーを持ってきた。ちょっと苦いかもしれないが、しっかりとしたコクやスパイシーな感じを楽しんでいただけるコーヒー」
今回の出張サービスにはある狙いがありました。
<グループホームふれあい三島二日町 小松優生管理者>
「本格的なコーヒーを出して召し上がっていただくことで、入居者が昔、若い時に喫茶店で飲まれていたコーヒーを飲んだ時を思い出していただけるように、今回はスターバックスさんにお願いした」
利用者はコーヒーを味わいながら、青春時代の思い出を…
<80代利用者>
Qどんなところで飲まれたか
「もちろん、学生の頃はもぐり喫茶。喫茶店でよく飲んでいた」
<90代利用者>
「喫茶店行くときには、女学校から帰ってきてから、学生服取り換えて、私服で行ったもの。いま考えると、その頃のコーヒーはおいしく感じた」
学生時代の記憶は鮮やかに残っていました。
<小松管理者>
「コーヒーを飲みながら、昔の話をするというところで、認知症ケアというところの一環も踏まえて今回の取り組みを行った」
施設では、今後も利用者のためになる地域交流を続けていきたいということです。