静岡県は1月17日、南海トラフ巨大地震を想定して大規模な図上訓練を行いました。和歌山県南方沖で発生したマグニチュード9.1の地震で、県内を最大震度7の揺れが襲い24時間が経過した想定です。
道路の寸断などで救助や支援が遅れた能登半島地震の教訓を踏まえ、災害対策本部では消防や自衛隊などの受け入れ体制を確認しました。また、災害対策本部の会議では各自治体が被害状況を報告し、ドローンを使って孤立集落の確認を行いました。
<鈴木康友 静岡県知事>
「阪神・淡路大震災は、防災における国の意識や対策の大きな転換期になった災害。その教訓を私たちは忘れることなく、我々に必ず南海トラフ巨大地震が襲ってくる。しっかりと教訓を生かして対応していかなければいけない」
県は、今後も国や市町、防災関係機関との連携を一層強化し広域災害にも対応できる体制の構築を目指す方針です。