廃炉に向けた作業が進む、静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所1号機と2号機について、中部電力は廃止措置第3段階へ移行すると発表しました。
浜岡原発の1号機と2号機は2009年1月に運転が終了し、廃炉に向けた解体作業が進んでいます。中部電力は廃炉に向けた作業計画として4つの段階で計画をしていて、これまで第2段階の原子炉周辺設備の解体が進められてきました。
中部電力は、第3段階で実施する予定の原子炉本体の解体方法や、処分先が決まっていない低レベル放射性廃棄物の保管方法などについて示した、配置措置計画の変更認可を原子力規制委員会に申請していて、12月18日付で認可を受けたと発表しました。
今後、施工に向けた社内手続きを進め、12月25日から第3段階に移行するということです。第3段階では、炉内構造物や原子炉圧力容器などといった、原子炉本体の解体に着手することになります。
中部電力は計画通りに作業を進め、2042年度までに廃炉を完了したいとしています。