静岡県が浜松市中央区の篠原地区に計画する新たな野球場をめぐり、県は12月23日、県の職員と浜松市の職員で構成する協議会を2025年1月にも開催する方針を示しました。
県は2018年度から、浜松市中央区篠原地区の遠州灘海浜公園に、新たな野球場を設置する基本計画の策定を進めています。
これまでに県が示したのは、(1) 1万3000人規模の屋外型(70億)、(2) 2万2000人規模の屋外型(100億)、(3) 2万2000人規模の多目的ドーム型(370億)の3案です。
県は12月13日、県議会12月定例会の建設委員会で、県と浜松市の職員で構成する協議会を2025年1月にも開催する方針を示しました。
協議会では、公園を含む全体的な利活用の構想や、費用負担、野球場の規模について検討していくとしています。
会長は副知事、副会長は浜松市の副市長が務める予定だということです。
地元の市民団体などは、球場の照明が絶滅危惧種のアカウミガメに影響を与えることや、多額の整備費用などを理由に、ドーム型球場の反対を訴えています。
一方、浜松市の中野祐介市長は2024年6月、天候に左右されずプロ野球も開催できる「多目的ドーム型スタジアム」の早期の建設を鈴木康友知事に要望しています。
県の財政状況が厳しい中、前浜松市長の鈴木知事がどのような判断を下すのか注目されます。