
FCガウーショが全日少U-12サッカー選手権静岡県大会で連覇!選手が語る強さの要因とは…ペナルティ・ヒデ「努力と汗は裏切らないね」

まずは自己紹介から
ヒデ:監督、連覇おめでとうございます。素晴らしい。優勝することも大変な地域で連覇は嬉しい限りでしょう。鬼頭:まずは自己紹介をしてもらいましょう。

安田:安田結翔、6年、ミッドフィルダーです。好きな食べ物は寿司です!
ヒデ:ちゃんとアドリブできるのね!お寿司全般が好きなの?特に好きなのあれば、ママたちにアピールしておいたほうがいいよ。
安田:特にマグロが好きです。
ヒデ:大喜利の要素が出てきましたけども、続いては稜!

池上:池上稜、6年、ゴールキーパー、好きな食べ物はお肉とお寿司です。
ヒデ:乗っかってきましたよ。お寿司だけじゃなくお肉も、バランスがいい!特に好きなお肉は何ですか?
池上:タンです。
鬼頭:おぉ、渋い!
ヒデ:部位できました。タンは美味しいよね。ご褒美にいっぱい「たーん」と食べ…。
鬼頭:ヒデさんがご馳走してあげてください…。
ヒデ:俺のボケを潰さないでください!
最後に慶くん、まずは学年にびっくり!自己紹介をどうぞ。

池野:池野慶、4年、試合によって変わるけど、左サイドバックか左サイドハーフです。好きな食べ物は焼肉です。
ヒデ:4年生!1人だけ4年生でレギュラー?
柴原:不動のレギュラーですよ。
ヒデ:すごい。今身長何センチ?
池野:147センチくらい。
ヒデ:慶もピッチで大きく見える感じがする。「けい」って名前だけど「じゅう」に感じるわ。
鬼頭:「軽」と「重」ね、はいはい。
ヒデ:…ごめんなさい、ちょっと帰ります。もう無理です。
柴原:面白い、めちゃめちゃ面白いです!(笑)
ヒデ:監督はこうやって誉めて伸ばすんだ!
清水エスパルスU-12清水との決勝
鬼頭:全日本U-12サッカー選手権県大会の決勝は清水エスパルスU-12清水に2対1で勝ちました。どんな展開でしたか?柴原:相手が清水エスパルスということで、やっぱり上手な選手が揃っています。技術で勝てるか微妙なところだったので、まずは球際と運動量で勝とうと。
ヒデ:走り負けしないとか、当たり負けしないとか?
柴原:気持ちの面ですね。街クラブなので「Jクラブには絶対に負けないぞ」と。
ヒデ:「負けるもんか」ってね。信じて走り負けしないことで、ボールが転がってくるかもしれません。

鬼頭:試合は前半7分にガウーショが前線から鋭いプレスをかけた結果、相手のオウンゴールを誘い1対0。後半9分に同点にされますが、終了間際の後半19分ルーズボールに反応した夏目桜大(おうた)選手のゴールが決まって逆転し、2対1で勝利しました。
ヒデ:結翔キャプテン、厳しいゲーム展開でしたか?
安田:1回追いつかれたけど、自分たちのサッカーをすれば勝てると思ったので、冷静になりました。
ヒデ:俺、初めてのM1で相方が噛み始めた瞬間に「終わったな…」と思いましたよ。俺助けてあげられなかったもん。稜はキーパーだから、失点の悔しさはあったよね?
池上:はい、ありました。
ヒデ:相手はどうでしたか?
池上:めちゃくちゃ強かったけど、これまでのことをやって、しっかり優勝しようと思ってました。
ヒデ:やっぱり努力と汗は裏切らないんだね。
4年生でレギュラー⁉️
鬼頭:慶くんは4年生。ほかのチームにも同じぐらいの学年の子はいたんですか?
柴原:4年生はいないですね。5年生で2、3人ぐらいいるかなぐらいです。
ヒデ:相手は年上だけど、怖くない?
池野:怖くはないです。
ヒデ:すごいね~。先輩もいる中でレギュラーを取ったわけだから、普段の練習からすごく自分を追い込んでたのかな?
池野:はい…。追い込んでました…。
柴原:いや、元気ねぇなあ!(笑)
監督からご褒美に…
ヒデ:監督からそれぞれの選手を褒めてもらえますか?ご褒美ということで。柴原:結翔は運動量があって、チームで一番頑張れる選手です。決して上手くはないんですけど、ここぞという時にチームで一番頼りになる選手です。なんだかんだ信頼しています。
鬼頭:嬉しそう。かわいい。
鬼頭:ゴールキーパーの稜くんは?
柴原:去年のチームにキーパーがいなかったので、稜は去年もゴールキーパーでスタメンだったんですよ。身長はそこまで大きくないんですけど、足元が上手いんですよ。ビルドアップできちゃう。
鬼頭:え~、もうJリーガーだ!
柴原:彼は相手の嫌がるプレーを知ってるんですよ。なので、僕が時間を使ってほしいときに時間を使ってくれるし、こうしてほしいっていうプレーをしっかり勝つためにやってくれます。賢い選手です。
ヒデ:小さいときから周りを見て「やべ、怒られそうだな」って思ったら、自分だけスン…ってやめられるような感じだった?
池上:知りません(笑)
鬼頭:5年生からキーパーをやり始めたの?
池上:多分4年生ぐらいからです。
ヒデ:4年生の慶はいかがでしょう?
柴原:プレーすると人が変わるぐらいすごいです。6年生だろうが、大人だろうが、なんだろうが削りにいって、何て言うんですかね…、ちょっと怖いっす。プロとかで感じる「あ…、来る…!」という覇気みたいなものがすでにあります。
ヒデ:え~、年齢関係ないんだ。カチッてスイッチが入るチョコレートプラネットの長田庄平と一緒ですよ。
鬼頭:TTじゃないですから!(笑)
ヒデ:それぞれ言われてどう?

安田:まず自分の強みである運動量を試合で出して、技術とかはしょうがないんで頑張ろうと思います。
ヒデ:受け答えがもう大人!稜はいかがでしょう?
池上:誠コーチがこんなこと思っていたと知って、びっくりしました。
ヒデ:4年生の慶は?
池野:サッカーになるとスイッチが入ります。敵が誰だろうと絶対に負けたくないっていう気持ちでやっています。
ヒデ:相手が何年生とか関係ないですもんね。素晴らしいね。
ガウーショに入ったきっかけは?
鬼頭:FCガウーショに入ろうと思ったきっかけは何ですか?安田:2年生までは別のチームに所属していました。1個上の上手な子たちが新しくできたFCガウーショに行くと聞いて、僕もその子たちと高いレベルでサッカーをしたいと思ったので、ガウーショが立ち上がる3年生のタイミングで入りました。
ヒデ:受け答えに毎回脱帽なんですよ、素晴らしい。自分自身を高めるならガウーショじゃないかということだったんだね。
鬼頭:稜くんはなんで入ったの?
池上:3年生のとき「もう少し強いチームに入りたい」と思っていました。その頃にFCガウーショという元プロがコーチをやっているチームができたので、入ろうと思いました。
ヒデ:慶は?
池野:僕が1年生になる時にFCガウーショができて、体験に行ったときにチャレンジしたことを褒めてくれるから、このチームでやりたいと思いました。
ガウーショの強み
鬼頭:ガウーショのすごいところはどこ?池野:オンとオフがしっかりしていて、みんながサッカーになると誰にも負けないっていう気持ちになって、競争になるのがいいところです。
池上:みんなが質の高いプレーにこだわってしっかりできているところがすごいと思いました。
鬼頭:このチームをまとめるキャプテンは大変でしょ?個性も強いし。何か心がけていることはある?
安田:みんな個性の強い子たちなので、みんなが調子に乗らないように声をかけたりしています。
ヒデ:ただサッカーが上手ければいいっていう教えじゃないんだよ。ちゃんと団体競技としての協調性を自然と身につけられる。
ところで、小学生は8人制サッカーなんですよね。11人制と8人制の決定的な違いは何ですか?
柴原:各ポジションの責任感が違いますよね。11人だったら周りの子がカバーできるんですけど、8人だと、どこかが弱いとそこから崩されてしまいます。チャンスの時も弱いところがあると得点に繋がらない。個性を上手く組み合わせて、上手にバランスを整えて強いチームを作ることが楽しいというか、やりがいですね。
目指すは決勝トーナメント

鬼頭:12月26日から鹿児島県で全国大会です。去年の結果を超えたいですよね。
柴原:去年が1分2敗でグループリーグ敗退だったので、まずは目指せ1勝なんですけど、僕はグループリーグを突破して決勝トーナメントの景色を見にいきたいですね。
ヒデ:全国大会で「こういうプレーができたらいいな」みたいなビジョンはありますか?
池野:もちろん勝つのもそうなんですけど、全てのことを自分でやって、自分の力で勝ちたいです。
池上:去年は1勝もできなかったので、今回はまず失点しないように努力して1勝し、グループステージでは1位になり、決勝トーナメントに行きたいです。
ヒデ:稜が守り切れば負けはないってことだもんね。プレッシャーもあるでしょうけども、頑張ってください。キャプテン結翔は?
安田:去年の全国大会での貴重な経験を活かし、静岡県代表としてここにたどり着けなかったライバルたちの思いも背負って戦います。そしてチームが一つとなり、相手よりピッチを走って優勝を目指したいです。
ヒデ:そして、最終的には政治の道に入ってください。君みたいな人を我々は待ってたんです!年金をお願いいたします。
安田主将は鹿島アントラーズJYへ
鬼頭:実は、キャプテンはもう来年から鹿島アントラーズのジュニアユースでプレーすることが決まっています。静岡から引っ越しちゃうんだね?
安田:鹿島の寮に入ります。
鬼頭:憧れの選手は?
安田:ロナウジーニョです。
ヒデ:私はロナウジーニョから直接ユニフォームを送られてきた唯一のアジア人です!
鬼頭:ヒデちゃん、未来ある結翔くんにあげてください!
ヒデ:いやいや、勘弁してください!
将来の夢は?
ヒデ:将来の夢をみんなに聞きたいです。池野:まずは日本代表になって、それを達成したら、メッシの持っているバロンドールの数を超えられる選手になることです。
ヒデ:僕の時代はキャプテン翼も連載前でした。みんなは本当に目標が可視化されてるもんね。素晴らしい。
池上:セービングの上手なドンナルンマみたいなサッカー選手になりたいです。
ヒデ:いや~、なれるよ。さあ、こんな高い目標を持った子どもたちを指導している監督としては、恥をかかすわけにはいかないですよ。
柴原:県予選では結構苦しい戦いも多く、悔しいチームがたくさんあると思うんで、静岡県代表として他のチームの分もしっかりと責任を持って戦っていきたいと思います。
ヒデ:私は千葉の人間ですけど静岡に憧れてるので、ずっと強くあってほしいです。応援してますからね。優勝目指して頑張ってください!


サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!
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