「できるところを今すぐ初動を全力で」南海トラフ巨大地震を想定 災害対策本部の運営訓練=静岡市

能登半島地震から2025年1月1日で1年です。12月5日、静岡市は南海トラフ巨大地震を想定した災害対策本部の運営訓練を行い、能登半島地震における課題の対応も確認しました。

訓練は、和歌山県南方沖でマグニチュード9.1の地震が発生し、静岡市で震度7を観測したという想定で行われ、訓練のメールを受け取った約3000人の職員が駆けつけました。

<静岡市 難波喬司市長>
「被害の全体像を掴んでから行動するのではなく、できるところを今すぐ初動を全力でやっていく。特に救助優先」

能登半島地震では、「孤立集落」が課題になったことから、今回の訓練では、消防ヘリを活用した孤立集落の確認作業にあたりました。

静岡市危機管理課の神田裕光課長は「能登半島地震で問題になったのは、応援を受ける体制が非常に大切。どこのルートを通って応援に行ったらいいのか、どこが走れるのか、その方がどこに拠点をおけるのか、そこが滞ると応援自体が遅れる」と気を引き締めました。

また、津波被害などを想定し、津波監視カメラの確認や被害状況の共有も行いました。

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