「台数と客数の対比が分かるのが一番肝」駅のタクシー乗り場を24時間ライブ配信します 忘新年会シーズンの「タクシー不足」解消へ=静岡市

JR静岡駅前にある2つのタクシー乗り場。行政がこの様子を12月からライブ配信しています。忘年会や新年会シーズンの「タクシー不足」を解消するための試験的な取り組みです。

<社会部 大西晴季記者>
「JR静岡駅北口のタクシー乗り場です。こちらには今月から新たにカメラが設置され、この様子はYouTubeで24時間どこでも見ることができます」

12月2日からライブ配信が始まったのは、JR静岡駅の北口と南口のタクシー乗り場。混雑を解消しようと静岡市が試験的に始めました。

<静岡市交通政策課 遠藤季代主査>
「静岡駅のタクシー乗り場において、(深夜に)タクシーがいないという声はあった」

飲食店などでチラシのQRコードをスマートフォンで読み取り、乗り場の様子をリアルタイムで把握。タクシーを利用するタイミングの調整に役立てることができます。

<大西記者>
「午後11時です。タクシーに次々とお客さんが乗っていきます」

夜にタクシーを利用する人からは、歓迎の声が聞かれました。

<タクシー利用者>
「日によって、タクシーはなかなか捕まらないときがある。バーっと、あの辺まで並ぶ。こういうのがあったら僕は助かる」
「待つのが寒い時なんて苦痛なので、早く帰りたいので(混雑が)緩和されるんだったらうれしい」

静岡市内のタクシー事業者は運転手の数を2023年に比べて、約1割増やすなどタクシー不足の解消に向けて努力を続けていて、官民連携で課題の解決を目指します。

<タクシー運転手>
「私どもとしても、駅の状況がタクシーがどれくらいいて、お客さんがどれくらい並んでいて、タクシーの台数と客の人数の対比が分かるっているのが、これが一番肝で、メリットになると思う」

静岡市は飲食店への相乗効果も期待しています。

<遠藤主査>
「(タクシー乗り場が)混んでいる時は『もう一軒行こうか』とか『もう一杯行こうか』というように、飲食店への効果にもつながれば良いなと思っている」

年末年始、静岡駅前のタクシー乗り場では、いつもと違う光景が見られるかもしれません。

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