「普段とまた違う味」ボージョレ・ヌーボー解禁 異常気象に円安…気になる価格は?

フランス産のワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が11月21日、解禁されました。2024年は、ヨーロッパも異常気象となり、さらに円安や原材料の高騰などでワイン全体の価格が上昇傾向ですが、私たちは気軽に楽しむことはできるのでしょうか。

「3、2、1、サンテ!」

11月21日午前0時に解禁された「ボージョレ・ヌーボー」。静岡市葵区の「ヴィノスやまざき」では、この日を心待ちにしていたファンがさっそく、2024年の味を楽しみました。

<訪れた人>
「すっきりしながらも、コクが出てくるような、深みがあるような感じがしました」

2024年のフランスは、春先の悪天候の影響などから生産量が減り、ボージョレ・ヌーボーの日本への輸入量も減少。そのため、こちらの店では天候に恵まれたエリアの希少なオーガニックのワインを輸入したといいます。

<訪れた人>
「普段の年とはまた違う味で、ただそれがいつもと違う良さがある。特にフルーティさを感じる。品が良く、エレガントさが強いと感じます」

<生産者ドメーヌ・ボディヤールルノー・ボディヤールさん>
「簡単な年ではなかったが、最終的には素晴らしいブドウを収穫できたおかげで、素晴らしいボジョレーヌーボーを作れた」

悪天候や円安の影響を受けたなか、気になるのが価格です。

<ヴィノスやまざき 種本祐子会長>
「ボトルを軽くしたりとか、物流の航空運賃の努力をしたりして、去年と同じ価格でご提供できることになりました」

一方、静岡市内のスーパーはどうでしょうか。

<田子重西中原店 増田克己店長>
「こちらで販売しています」

品ぞろえはあわせて9種類。円安や天候などの不安はありましたが例年通りのラインナップになったということです。こちらでの気になる値段は?

<田子重西中原店 増田克己店長>
「去年と比べて大きな値上げはなく、去年並みに販売できていると思う。置いてあるのはバイヤーが選んだ厳選したものなので、お客様に手に取ってただきたいと思います」

2024年はフルーティな味わいが特徴のボージョレ・ヌーボー。さっそく楽しんでみてはいかがでしょうか。

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