急病人への適切な処置を行うための救急隊の総合訓練が10月22日、駿東伊豆消防本部で開かれました。
「救急指令急病78歳男性自宅で苦しがっている隣人からの通報以上」
3日にわたって行われる「救急総合想定訓練」は、駿東伊豆消防本部が毎年実施していて、7つの市や町に配備されている57の救急隊が参加します。

訓練では「食事中に急に倒れた」など様々な119番通報を想定し、駆け付けた隊員たちは急病人の家族から倒れた状況を聞き取りながら救命処置をして、病院搬送までの迅速な動きを確認しました。

<駿東伊豆消防本部警防部 伊藤幸永消防司令長>
「市民からの要求に応えるため、どんなことでも困っていたら救急車を呼んでいただいて結構ですので、いろんな事案に対応できるスキルを身につけることを図っている」
駿東伊豆消防本部管内では、1年間に約2万7000件、1日に70件前後の救急隊出動があり、参加した隊員たちは改善点などを本番の活動に生かしていくということです。