2024年10月9日、衆議院が解散し、事実上の選挙戦がスタートしました。「超短期決戦」となる今回の衆院選。静岡県内でも候補予定者の動きが活発化する中、選挙を支える人たちも急ピッチで準備を進めています。
掛川市の看板製作会社です。この会社では、候補者の陣営から依頼を受けて選挙戦に欠かせない選挙カーや看板などをつくっています。公示が10月15日に迫る中、作業は佳境を迎えています。

<イマジン 藤川博文社長>
「きのうもう1台つくってくれと言われて、作戦を練り直してまたこれから取り組む状況」
Q. それは公示までにってことですよね?
「そうでうね、公示までにどうしても締め切りが決まっているのですべて完成させたいと思っています」

この会社では、衆院選に向け静岡県内の8陣営から選挙カーの発注を受けているといいます。ただ完了したのはまだ5台、休み返上の日々が続きそうです。
<イマジン 藤川博文社長>
「まだ先長いですね。果てしないですね」
残りは10月11日までに完成予定で、公示までに、依頼を受けた候補者の事務所を回り、大型看板を設置するいうことです。
一方、行政も大急ぎで準備を進めています。
<坂口将也記者>
「静岡市役所の1階には早速、期日前投票の投票所が設置されています」

静岡市は16日から始まる期日前投票に向けて投票所の設営を開始。今後、市内11か所に設置予定ということです。超短期決戦による影響はこんなところにもー。
<静岡市選挙管理委員会 梅田しおり参与兼次長>
「こちらが今回の衆院選挙の入場券です」
投票所の入場券の作成を市の職員が休日返上で準備を進める予定も、郵送が間に合わない状況だといいます。

<静岡市選挙管理委員会 梅田しおり参与兼次長>
「16日から発送ということになってしまうので、期日前の初日の朝8時半には手元に届いていないんじゃないかなということで、とても心配しています」
さらに、静岡市内では投開票日の27日と「運動会の予備日」が重なる小学校が16校あり、仮に重なった場合は投票所が混雑する懸念があります。
<静岡市選挙管理委員会 梅田しおり参与兼次長>
「投票と運動会が重なってしまうと、駐車場ですとか色々な混乱をきたすと思いますので、晴れることを願っています」
準備に奔走する選挙の現場、衆院選は10月15日公示、27日投開票です。