「今回の選挙はかなりおもしろいかも」政党連携の動き活発 "異例の短期決戦"に向け準備着々

石破総理は10月9日、衆議院を解散する方針です。静岡県内では、衆院選の準備が着々と進む中、政党の動きも活発になっています。

<生徒>
「10月27日は『衆議院議員総選挙』の投票日です」

静岡市内の高校では、10月27日に見込まれる衆院選に向けて同報無線で呼びかけるメッセージの収録作業が行われていました。あわただしく準備が進む「異例の短期決戦」です。

10月9日に予定される「解散」を前に県民は期待と不安を口にします。

<女性(19)>
「石破さんは最初、選挙の前と言ってることが総理大臣になってから言ってることとやってることが変わってるなって思いました。誰がどうやっても一緒かなって思いました」

<男性>
「石破さん頑張っているけど大丈夫かな。とにかく頑張ってほしい。(今回の選挙は)かなり今回は面白いかもしれない」

衆院選に向け、政党同士の連携に向けた動きも活発になっています。10月6日、自民党と公明党が開いた合同演説会です。

<上川陽子 衆院議員>
「自公連立の中で静岡そして東海ブロックしっかりと議席を預からせていただいて、ワンチームでワンチームで、この選挙戦を乗り越え、そしてその先の未来に向かって一緒に進んでいこうではありませんか」

比例東海ブロックでの議席獲得に向け結束することを確認しました。

一方、野党側はー

<連合静岡 角山雅典会長>
「政権交代ができるような枠組みをしっかり作っていただきたい。そのことが私ども支援する側の願いでもありますので、そこも含めて、今回の選挙戦、一緒になって戦っていきたい」

立憲民主党、国民民主党の県連と労働組合でつくる連合静岡は10月8日、三者で会合を開きました。前回、2021年の衆院選では、静岡1区で立憲と国民の候補者が立つなど足並みがそろわなかった野党。今回は、立憲と国民で1区から8区まで候補者の重複はなく、一本化することを確認したということです。

<立憲民主党静岡県連 川島美希子幹事長>
「国民民主党も含めて、私たちが連合の推薦をいただいていますので、やはりそこは一体となって取り組んでいきたい」

ただ、三者で協力する体制づくりまでには至りませんでした。国民民主党県連は午後、清水区で選対会議を開催、選挙戦に向け準備を急ぎます。

<国民民主党静岡県連 田中健会長>
「県連会長として皆さんと共に歩んできた3年間、そして唯一衆議院で静岡から送って頂きました皆さんに必ず恩返しをするためにも、勝ち抜かなければならないと思っております」

一方、県のトップは衆院選の争点についてー

<鈴木康友 知事>
「日本にとって1番重要な、デフレからの脱却を目指していろんな経済対策を進めていますので、この経済をこれからはしっかり成長軌道に乗せていただくことは大きな争点の1つだと思います」

鈴木知事は、衆院選について県内候補の応援はしない方針です。衆院選は10月15日公示27日投開票の見通しです。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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