山梨側「通行規制」実施元年の富士登山者は約20万人 山梨側は前年比16%減も静岡側は6%増

環境省は9月30日、富士山の2024年の開山期間中に8合目を通過した登山者の数が20万4316人だったと発表しました。2024年は山梨県側で初めて「通行規制」が導入され、登山者の数は2023年度と比較して約8%減少しました。

2024年の富士山開山期間中、山梨県側の登山道「吉田ルート」からの登山者は11万4857人で、2023年度から16%減少しました。

一方、静岡県側の3つの登山道からの登山者は89459人で、2023年度と比較して6%増加しました。

山梨県側では、遭難事故の原因ともなる弾丸登山や混雑を防ぐため、通行料の徴収や登山者数などに上限を設ける「入山規制」を2024年から導入していました。山梨県側では2024年、深夜の登山者が2024年は大幅に減ったということです。

一方、静岡県側では登山時間や山小屋の宿泊予約の有無などの「事前登録」にとどまっていました。

静岡県の鈴木康友知事は9月10日の会見で、2025年の夏山シーズンに向けて「山梨県と足並みを揃えた条例による登山規制及び通行料の徴収を検討する」と話し、2025年の2月議会で条例の制定を目指すとしています。

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