「小学生から地元のことを考えているのはありがたい」茶産業の未来を考える高校生と小学生が交流 放棄茶園の茶を飲み比べ=静岡県

静岡県牧之原市の小学生が、県内で問題となっている放棄茶園から「三年番茶」を作った高校生のもとを訪ね、未来の茶産業について学びました。

9月30日、静岡市清水区の静岡サレジオ高校を訪れたのは、牧之原市の勝間田小学校の3年生23人です。

お茶どころ・牧之原にある勝間田小学校では、総合的な学習の授業で児童が地元にある放棄茶園に興味を持ち、ここで作られている「寒茶」について、地元の生産者から学んできました。その課程で、静岡サレジオ高校の生徒が放棄茶園から「三年番茶」を作っていることを知り、9月30日に訪問しました。

<小学生の発表>
「私たちはまち探検で、放棄茶園をたくさん見つけました。ぼうぼうのお茶畑なので、名前を『ぼうちゃん』と付けました」

授業では、小学生が「寒茶」を紹介し、実際に高校生に振る舞い、高校生が小学生に「三年番茶」を振る舞い飲み比べするなどしました。

<小学生(男子2人)>
「(三年番茶は)寒茶より苦い。旨味とか苦みとかもある」

<静岡サレジオ高校3年 石原志花さん>
「小学生のうちから静岡の地元のことを考えている人がいるのは、私たちからしてもありがたいと思った」

勝間田小学校では今後も放棄茶園の課題について学習を進めるということです。

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