「帰れない、仕事どうしよう」土砂崩れで200人孤立 20日朝からヘリコプターで救助続く=静岡市葵区

南アルプスに続く静岡市葵区の林道で土砂崩れが発生し、取り残されていたロッヂの利用客200人が9月20日朝から順番にヘリコプターで救助されています。

静岡市葵区で9月19日、土砂崩れが発生し、登山客や工事関係者など約150人が孤立状態になりました。19日午前6時から、順次、救助のためヘリコプターを飛ばし、下山させています。


<田島かのん記者>
「午前7時の静岡市葵区井川です。たったいま、救助者を乗せたヘリコプターがやってきました」


現場関係者によりますと、現場は椹島ロッヂへの通行に利用する山間部の林道で、過去にも同じようなことが起きているといい、土砂崩れが起きやすい場所だということです。


<東海フォレスト 井上廣さん>
「去年も落ちた現場で、結構崩れるポイントはあります。今回の登山シーズンにいきなり落ちたのは珍しいですね」


静岡市によりますと、孤立したのは椹島ロッヂ利用の登山客59人、山小屋利用の登山客62人、工事関係者79人の合わせて200人ということです。


<長野からの登山客>
「離れて孤立したところから出られたので安心感はあります」


<長野からの登山客>
「率直に帰れない、明日の仕事どうしようということばかり考えていた」


ヘリコプターでの救助を希望している人は約100人だというこで、救助活動が続いています。

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