リニア新幹線工事のアクセス道路にも JR東海が工費全額負担のトンネル工事着工 市街地から井川まで20分短縮=静岡・葵区

リニア新幹線の工事をめぐり、JR東海が静岡市葵区の井川地区に工費を全額負担してつくる県道トンネルが着工し、2024年9月12日、現地で起工式が行われました。

<佐藤浩太郎記者>
「静岡市葵区横沢です。こちらから井川方面に5キロほど掘り進めると、トンネルが完成します」

JR東海が工費を全額負担してつくるのは、静岡市葵区の玉川地区側から井川地区側までの約4.7キロメートルを直線で結ぶ県道トンネルです。

これまで、静岡市の市街地から井川に向かう際、約14キロメートルの山道を通過するのに25分ほど掛かっていましたが、トンネルが完成すれば、約5分で到着できるということです。

9月12日の起工式には、難波喬司静岡市長やJR東海の関係者のほか、井川地区の住民らが出席しました。

このトンネル建設をめぐっては、JR東海が2018年、井川地区の地域振興などを目的に、静岡市と基本合意を交わしていました。リニア中央新幹線工事の工事車両を通すアクセス道路にもなるということです。

トンネルは、2027年度末に完成する予定だとのことです。

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