「ひとりひとりにこの喜びを伝えたい」杉村英孝擁する日本が2大会連続銅メダル ボッチャ混合団体【パリパラリンピック】

終盤戦を迎えたパリパラリンピック。ボッチャ混合団体の3位決定戦で杉村英孝選手(静岡県伊東市出身)擁する日本チームが銅メダルを獲得しました。杉村選手の地元からも熱い声援が送られました。
 

<杉村英孝選手>
「同じように障害を持つ方々がボッチャやってみようかなと思ってもらったり、自分が何か頑張ろうと思えるきっかけになってくれたらうれしいなと思う。頑張っているプレーをしっかり見せていきたいなと思う」

ボッチャ混合団体3位決定戦、日本は強敵韓国と対戦しました。杉村英孝選手にとって今大会最後の試合です。

地元伊東市では、パブリックビューイングが開かれ、市民や職場の仲間約80人がエールを送りました。

<伊東市民>
「杉村さんがボッチャやっていてそしてやるようになった。本当に頑張ってもらいたい」

ボッチャは「ジャックボール」と呼ばれる的となる白い球にどれだけ近づけられるかを競う競技です。

メダルをかけた一戦は、両者の意地と意地がぶつかり合います。日本が先制しますが、第3エンドで韓国に3点を返され、1点差まで詰め寄られます。

迎えた第5エンド。ジャックボールに近いのは青ボールの韓国です。ここで、杉村選手が魅せます。ジャックボールを動かし、日本の赤ボールに近づけます。さらにこのエンド、杉村選手は2投目でも、ビッタビタにつける投球で2得点を挙げます。

終盤、韓国を寄せつけなかった日本が5点差をつけ勝利、東京パラリンピックに続く2大会連続の銅メダルを獲得しました。

<職場の人>
「お疲れ様ですって(言いたい)みんなでたくさんの拍手で迎えたいと思います」

<伊東市民>
「杉ちゃん大好き、ありがとう。あすから元気で生きていけます。本当にありがとう」

<杉村英孝選手>
「地元の方とか両親とか、私がボッチャをするに当たって支えてくれる多くの方々がいるのでそういった方々ひとりひとりにこの喜びを伝えたいと思う」

シズサカ シズサカ

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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