熱戦が続くパリパラリンピック。静岡県勢が躍動した週末の戦いぶりを一気に振り返ります。
まずは、競泳です。50メートル平泳ぎで金メダルを獲得し、日本人メダリスト第1号となった浜松市出身、鈴木孝幸選手は、100メートル自由形の決勝に登場。50mを4番目で折り返しますが、ここから猛追します。終盤に追い上げをみせた鈴木は2位でフィニッシュ。見事に2日連続でメダル獲得となりました。
続いては、車いす陸上。東京大会・金メダルの佐藤友祈選手が400m決勝に出場しました。6レーンの佐藤、ライバルは5レーンベルギーのマキシム・カラバンです。2023年、佐藤が持つ世界記録を更新したニューフェイス、中盤から2人の一騎打ちとなります。しかし、佐藤の強みである後半の伸びもマキシムには及ばず、藤枝市民の星・佐藤は2位でフィニッシュとなり、金メダルにはあと一歩、届きませんでした。
自転車の男子個人パシュート。伊豆市を拠点に活動する川本翔大選手は、3位決定戦にのぞみました。相手選手と一騎打ちでタイムを競うこのレース。病気で左足を失った川本は右足でペダルを漕ぎます。途中まで、相手のイギリス選手に迫りますが最後は差をつけられました。川本はこの種目は4位入賞、また1000メートルタイムトライアルでは6位入賞と健闘をみせました。
静岡県勢の最新情報です。競泳女子100メートル平泳ぎの予選に沼津市出身の芹澤美希香選手が出場し、日本時間、3日未明の決勝進出を決めました。同じく沼津市出身の若山英史選手がメンバー入りしている車いすラグビー日本代表は3日未明に金メダルをかけてアメリカとの決勝戦に臨みます。