
「市には本当に心から反省し生まれ変わってほしい」いじめ受けた20歳女性が浜松市に1840万円の損害賠償求め提訴 当時の教諭ら適切な対応取らずと主張

浜松市内の小・中学校に通っていた際にいじめを受けた女性が、市や教育委員会が適切な対応を取らなかったとして、浜松市に慰謝料など1840万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしました。
静岡地裁浜松支部に訴えを起こしたのは、浜松市に住む20歳の女性です。訴状などによりますと、女性は小・中学校で周囲から悪口などの嫌がらせを受け、精神的に不安定な状態となり、転校しても思うような学校生活を送れなかったということです。
女性はPTSD=心的外傷後ストレス障害を発症し、現在も精神科に通院していて、当時の教諭や教育委員会がいじめを防ぐ対応を怠った原因だったなどと指摘。浜松市に対して慰謝料など1840万円あまりの損害賠償を求めています。

<訴えを起こした女性(20)>
「浜松市には本当に心から反省して生まれ変わってもらい、二度と同じ思いをする人がいないようにしてほしいと思います」

原告の女性の母親は当初、市を提訴する考えは無かったものの、話し合いでの解決ができないと判断し、今回の決断に踏み切ったと説明しています。
浜松市教育委員会は「訴状が届いたら内容を確認し、対応を検討します」とコメントしています。
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