「約半分キャンセルに…」台風7号"お盆休み"の観光や宿泊施設を直撃 伊豆地域で雨風強まるも意外に混み合う場所も=静岡県

台風7号の接近で静岡県内では、伊豆を中心に雨や風が強まり波が高くなりました。お盆休みのかき入れ時を直撃した台風の影響は観光や宿泊施設にも及びました。

<柴田寛人記者>
「下田市の田牛海水浴場です。波が高い状態が続いています」

台風7号の接近で下田市では、市内に9か所ある海水浴場のうち、8つのビーチが遊泳禁止になりました。

<神谷修二カメラマン>
「風の影響で信号機が揺れています。かなり強い風です。車の中も揺れています」

伊東市内では時折、車が持ち上がりそうなほどの強い風が海側から吹き付け、雨の降り方が激しくなりました。

台風の影響は観光施設にも及びました。

<伊東マリンタウン 神澤篤さん>
「風で飛ばないように、お客さんに危険が及ばないようにテーブルやいすを養生させてもらっています」

備品が飛ばないよう対策をしたほか、観光用の遊覧船の運行を中止しました。

<伊東マリンタウン 神澤篤さん>
「本当だったらたくさんのお客さんが来ていただける予想だったんですが、この台風じゃ仕方ないかなと思います」

<観光客>
「千葉からです」
Q.ちょっと心配ですね?
「それもあって早めに帰ろうかなと思って」

<観光客>
「(海水浴に)きのうも行って、きょうも行こうと思ってたんですけど、行けなくなっちゃったんで」

台風の影響で伊東市の海水浴場は遊泳禁止になったほか、8月16日に予定されていた花火大会も18日に延期となりました。

静岡県の熱海では東海道新幹線の計画運休がお盆休みの宿泊施設を直撃しました。

<月の栖熱海聚楽ホテル 森田金清社長>
「35室稼働率100%でしたが、約半分キャンセルになりました。通常2日前であればキャンセルの対象になりますが、公共交通機関が止まっているため、お電話いただくと『それは仕方ないですね』と伝えるしかありませんでした」

<金原一隆記者>
「JR熱海駅前の商店街です。台風の接近で臨時休業しているお店がいくつもあるのですが、意外にもお客さんが来ています」

熱海では、一時強まった雨や風も午後1時すぎには収まり、多くの観光客が買い物などを楽しんでいました。

<東京からの家族>
「車で来ました」
「天気予報を気にしながら、大丈夫かなということで来ることにしました」

<群馬からの家族>
「ホテルに電話をしたら、キャンセルするお客さんがいるが、予約するお客さんもいると聞いて、来ることにした」

午後2時で臨時閉店した店に理由を聞くと…。

<店の従業員>
「店を開けていても問題はなかったのですが、スタッフが帰ることができなくなると困るので臨時閉店しました」

観光客も、観光関係者も、非常に強い台風の接近に備えながらお盆休みを過ごしていました。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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