JR東海の丹羽俊介社長は、2024年7月に発生した脱線事故の影響で、東海道新幹線の一部が終日運転見合わせとなったことについて謝罪しました。丹羽社長は「管理体制が不十分だった」と反省の言葉を述べました。
<JR東海 丹羽俊介社長>
「多くのお客様に多大なるご不便ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした」
8月8日、定例会見の冒頭で謝罪したJR東海の丹羽社長。7月22日未明、東海道新幹線上り豊橋駅~三河安城駅の間で、線路などを点検する保守用車同士が衝突し、脱線する事故がありました。
この影響で、東海道新幹線は始発から浜松~名古屋駅間の上下で終日運転を見合わる事態となりました。
<JR東海 丹羽俊介社長>
「ルールが不明確など管理体制が不十分であった。情報のご提供の面でも至らない点があったと考えているところでございます」
丹羽社長は、現場での作業が難航し、当初の復旧見込みから遅れが生じたことについて、「過度な期待を抱かせてしまい反省が残る」とし、「情報提供の仕方について勉強を重ねていきたい」と述べました。
JR東海は脱線事故の原因として、「車両のブレーキ力低下」と「ブレーキ力を確認する方法が正しくなかった」と発表しています。

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