熱海富士や翠富士といった静岡出身力士を一目見ようと多くのファンが集まりました。8月7日、静岡県藤枝市で大相撲の巡業が16年ぶりに開かれました。
朝から長い行列ができた「大相撲藤枝場所」。藤枝市の静岡県武道館を会場に開かれました。藤枝市内では16年ぶりとなる今回の巡業には、約4,000人が訪れました。会場の2階席まで埋め尽くし、満員御礼。109人の力士が参加しましたが、お客さんのお目当ては…。
<来場者>
「熱海富士関です」
「翠富士です」

静岡県熱海市出身の熱海富士と焼津市出身の翠富士。色鮮やかな回しをつけた2人は、大きな声援を受けながら土俵入りしました。
熱海富士の取組相手は多彩な技が持ち味の宇良。上手投げで、熱海富士が見事勝利。また、翠富士は王鵬との取り組み。寄り切りで、翠富士が勝ちました。
そのほか、巡業の定番「相撲甚句」や相撲の禁じ手などを面白おかしく紹介する「初切」を披露。熱海富士、翠富士と子どもたちが取組を行い、会場を盛り上げました。
地元からの大歓迎を受けた2人は。

<翠富士関>
「すごくやっぱり地元に帰ってきたなっていう感じがするのと、我慢して良い取り組みができたらなと思います」
<熱海富士関>
「たくさんの人が集まってくれてやっぱり自分もうれしいですね。静岡県全体が応援してくれてるんだなというのを実感します。静岡県は戦後三役がいないので、どっちが先に上がれるかっていう話はよくしてるんで、負けないようにがんばりたいです」