パリオリンピック™サッカー女子グループステージ。初戦を落とし、何としてでも勝利が欲しいなでしこジャパンはブラジルと対戦。JFAアカデミー福島出身のDF守屋都弥とDF古賀塔子が両ウイングバックで先発出場しました。
前半、守屋が左サイドからチャンスを演出します。前半アディショナルタイムには、中央でボールを受けた守屋のシュートが、相手のハンドを誘い、PKを獲得。しかし、FW田中美南のPKは相手GKにストップされ先制とはいきません。
後半11分、ブラジルに先制点を許し、勝利のためにもゴールが欲しい日本は、後半35分に静岡県勢を2人投入。御殿場育ちのMF谷川萌々子(JFAアカデミー福島)と藤枝順心高校出身のFW千葉玲海菜で逆転を狙います。この采配がズバリ的中。後半45分、サイドからクロスを受けた谷川が、ゴール前で相手をかわすと相手のハンドを誘発し、見せ場を作ります。これをキャプテン熊谷紗希が冷静に決めて同点とすると、試合終了間際に劇的なドラマが待っていました。
アディショナルタイム、谷川が相手のパスミスをダイレクトで蹴り込みます。技ありループシュートが値千金の逆転弾。この試合がオリンピックデビュー戦の19歳、谷川萌々子が世界にその名を知らしめるスーパーゴールで最高の輝きを見せました。今大会初勝利となった日本、決勝トーナメント進出をかけてナイジェリアと対戦します。
【パリ五輪サッカー女子グループステージC組=パルクデプランス】
日本代表2(0-0、2-1)1ブラジル代表
<得点者>
【日】熊谷紗希、谷川萌々子
【ブ】ジェニファー