鈴木知事の"デビュー戦"県議会閉会 前知事と対立の自民「関係を築き直す」康友カラーじわり=静岡県

鈴木康友知事が就任して初めての県議会となる、6月定例会が7月8日に閉会しました。前知事と県議会は対立が続きましたが、会派は鈴木知事のデビュー戦となった6月定例会をどう評価したのでしょうか。

鈴木知事にとって初の県議会となった6月定例会の最終日。県が浜松市篠原地区に整備する野球場について委員会で審議した結果が報告されました。

<建設委員会 沢田智文委員長>
「野球場の規模、構造を3案併記として取りまとめ、基本計画策定後に国の事業認可を受け、用地取得を進めていく」

県は、議会から野球場などの基本計画案の理解を得られたとして、今後、浜松市との新たな協議会を立ち上げ費用負担などの検討に入ります。2024年度中に国の事業認可の取得を目指す方針で、長年の懸案だった大型プロジェクトが動くことになります。

Q.議会終えての所感は?
<鈴木康友 静岡県知事>
「無事定例会が終了してよかったなと思います」

Q.今後どう議会と向き合うか?
<鈴木康友 静岡県知事>
「粛々と…議会は大変大事なものでありますから」

前知事とは対立を繰り返した最大会派の自民改革会議は、「概ね落ち着いた議会運営になった」と一定の評価をしました。

<自民改革会議 相坂摂治代表>
「我々の静岡県議会は当面は、会派対知事というテーマよりも、国との関係、あるいは近隣府県、近隣都県との関係、さまざまな政策課題に関係する団体の方々との意思の疎通、関係構築が一番重要だと思いますから、目標を共有していけるような新しい当局と我々の関係を築き直す」

第二会派のふじのくに県民クラブは、「康友カラー」を評価します。

<ふじのくに県民クラブ 田口章会長>
「まずは順調に滑り出したかなという印象を受けています。なにをおいても特徴的だったのは5つの経営方針。いうまでもなく企業経営者だったら当たり前にやっていることだと思いますので、この感覚をしっかりこれから盛り込んでいただけるのかなと思います」

鈴木知事の就任により議会との関係修復は進んでいくのでしょうか。

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