残業代の未払いで静岡大学に指導・是正勧告 250人の職員に約5900万円 職場環境の改善に努める方針示す【独自】

静岡大学の職員への時間外労働などの賃金が未払いだったとして、静岡労働基準監督署が是正勧告を行ったことが関係者への取材で分かりました。

関係者によりますと2023年10月、静岡労働基準監督署による静岡大学への立ち入り調査が実施されました。静岡大学に対しては、教員を除く大学職員の未払いの残業代などを支払うよう指導があり、時間外労働などに関して是正勧告がありました。

対象期間は2022年10月から2023年9月末までの1年間で、250人の大学職員に未払いがあったと認定されました。未払い賃金などの総額は約5900万円に上ります。(社会保険料事業主負担金含む)

未払い賃金については、3月と4月で全員に対して支払いが完了する見込みです。

静岡大学はSBSの取材に対し、是正勧告と指導があった事実を認めていて、大学側は学内向けに時間外労働について職場環境の改善に努める方針を示しているということです。

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