清水エスパルスに新星登場!17歳MF西原源樹の高校生離れしたプレーにペナルティ・ヒデと新担当記者は…
ヒデ:噂のイケ・メン太郎さんが来ましたね。甘いマスク。韓流ドラマに出てきそうな。背も高い!サッカーやってましたよね。
小沢:はい。高校まで。
ヒデ:ほら、サッカーやってた人は分かるんです。ポジションは?
小沢:サイドハーフやフォワードでした。
ヒデ:学校は?
小沢:静岡高校です。
ヒデ:でたよ。賢い。
鬼頭:文武両道ということで。小沢記者は静岡新聞に入って何年目ですか?
小沢:今年の春で丸10年経ちました。今33歳で、エスパルスの担当になる前は社会部で事件や事故の取材をしていました。
ヒデ:元々は社会部の記者になりたかったんですか?
小沢:やっぱり自分はサッカーやってたので、いつかはスポーツを取材してみたいというのはありました。
鬼頭:エスパルスは小さい頃から応援されてたんですか。
小沢:そうですね。地元は静岡市駿河区で、小学校5年生ぐらいまでエスパルスのサッカースクールにも通っていたので。
開幕ダッシュ、ひとまず成功
ヒデ:現時点のチーム、記者目線でどうですか?小沢:第3節は長崎に嫌な負け方をしましたが、現状では最高のスタートを切れたんじゃないかなと思います。
ヒデ:長崎戦は何が起きていたの?
小沢:相手のリズムに合わせすぎていたというか。だいぶボールは持てていたので、いつでも点取れるだろうなという雰囲気はありました。そこでロングボールを放り込まれて、やられてしまいました。
秋田戦振り返り
鬼頭:一緒に最新の試合を振り返っていきましょう。3月24日、ホームでブラウブリッツ秋田と対戦。1−0で勝利しました。前半立ち上がり、乾貴士選手がアクシデントで交代しましたが…。ヒデ:そんなに大きなけがではない?
小沢:そうですね。ご自身で歩いてベンチに戻ってましたし、試合後のサポーターへの挨拶も歩いて回っていました。監督会見でも「おおごとになる前に、自分で教えてくれた」とおっしゃっていました。
鬼頭:試合はその後、清水が前半、北川選手のゴールで先制しました。
ヒデ:相手のディフェンダーの選手たちが完全にボールウォッチャーになって固まってる中で、北川選手1人だけスッと狙ってましたね。読みがちでもあるし、ストライカーの嗅覚ですね。
鬼頭:ここで北川選手のインタビューが入っています。
<清水エスパルス・北川航也選手>
(ゴール枠から)跳ね返ってくる準備はしていました。相手も前にいて難しかったですけど、落ち着いてゴールに飛ばすことだけを考えていました。
ヒデ:北川選手は「このチームを1トップとして引っ張っていくんだ」みたいな自負もあるでしょうし、それがしっかり結果に繋がってるというのは自信にも繋がるでしょう。
西原の衝撃プレー「スタンドがどよめいたのは久々」
ヒデ:チームの好調の要因は?小沢:全体の守備意識がすごく高いなと。奪われた直後の一つ目の守備、すごく早いなと思います。
鬼頭:そして後半24分には、17歳の西原選手の素晴らしいプレーがありました。この高校生の活躍はどんなふうにご覧になりましたか。
小沢:サポーターの方々の期待度の高さがすごかったです。それに臆することなく、1人で何枚もはがしてシュートまで持っていく能力はピカイチかなと思います。
ヒデ:高さもスピードも兼ね備えた選手ですよね。
鬼頭:何十年もスタジアムの係をやっている人が「こんなにスタジアムがどよめいたのって久しぶりだな」と言ってました。パスせずにグイグイとゴール前に行きましたからね。
小沢:惜しかったですね。2本くらい惜しいシュートがありましたね。
ヒデ:あれは大事ですよね。遠慮して、打てない選手の方が多いんですよ、やっぱ。
小沢:度胸もあるんだなというのは、プレーから見えてきましたね。意外とああいうふうにグイグイ行くように見えてても、「これは無理だな」という時には冷静にパスを回していて、そこも監督はすごく評価していました。
ヒデ:柔軟性がありますよね。頭の方のやわらかさ。サッカーIQも高いのかなと思いますよね。
小沢:これまでに「ピッチの中で、西原が一番冷静だったんじゃないか」と監督が言う試合もありました。
「3試合、違う勝ち方ができた」
鬼頭:清水は今シーズン初の3連勝でした。小沢:大分、千葉、秋田と難しい相手に3連勝できたのは大きいですね。三つとも違う勝ち方ができた。大分戦は横綱相撲のような形で勝って、千葉戦はヒリヒリする展開で最後仕留めて、秋田戦はアクシデントもありながら1−0で抑えて。
鬼頭:前節クリーンシート。ディフェンダー陣の声も入ってきています。
<山原怜音選手>
ホームでの強さを見せつけることができてよかったです。自分たちのペースが作れない試合でも、我慢して粘り強く戦って、後半に自分たちの運動量、ハードワークを生かして仕留めることができるっていうのも自分たちの強さだと思います。そこが今の勝利に繋がってるかなと思います。
<吉田豊選手>
勝ちもそうですけど、ディフェンス陣からするとゼロで抑えられたことが、よかったと思うので、このまま無失点でしっかりと勝ちを続けられるように頑張りたいと思います。これからも強いエスパルスをお見せしますので、引き続き熱い応援をよろしくお願いします。
小沢記者の注目選手は?
ヒデ:現在2位。いい流れでは。小沢:チームの雰囲気もいいです。試合に勝ちながら修正するところは修正できるので、選手はすごくポジティブに受け止めています。
ヒデ:ちなみに今ちょっと気になる選手は?
小沢:僕は開幕前からずっと中村亮太朗選手に注目し続けています。
ヒデ:理由は?
小沢:縦につけるパスとか中盤での守備がすごく良くて、これから点を取り始めたらもっと怖い選手になるんじゃないかなと期待をしています。
鬼頭:ボランチも安定していますね。
小沢:そうですね。今は中村選手と宮本選手がコンビを組む時間が多いですが、すごく守備面でも安定してるなと思います。
山形戦ではチームの総力が問われる?
ヒデ:リスナーから。「今シーズンはパスがとにかくよく繋がって、前に前にって気持ちが強く感じられて、見ていて面白いです」と。鬼頭:次節は3月30日、アウエーでモンテディオ山形と対戦します。
ヒデ:乾選手の状況が分からないですが。
小沢:チームの総力が序盤にして試される、ポイントの一つとなる試合じゃないかなと思います。第7節まで未勝利だった昨季と比べて、どれぐらい勝ち点を積み上げられるか。
ヒデ:リスナーから。「昨年のことを思えば雲泥の差のスタートダッシュ。でも決定機を数多く作っている割には、追加点が遠いなあ」と。何か修正点もあるのでは。
小沢:大エースだったチアゴサンタナ選手が抜けたことも大きいですが、かといって追加点が取れずに1−0の試合が1−1になってしまったという試合も今のところなく、勝ち切っています。守備を安定させるっていう前提が生きてるんじゃないかなと。
ヒデ:まだまだ序盤ですので、浮かれることなくいきましょう。
鬼頭:フットークデビューした小沢記者から皆さんにメッセージを。
小沢:今年の清水は一味違うぞっていうところを、僕もたくさん伝えられるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!