パリオリンピック出場をかけた男子競歩20kmの日本選手権が2月19日、兵庫県神戸市で行われ、東京オリンピック銀メダリストの池田向希選手(浜松日体高出身、旭化成)が1時間16分51秒で優勝し、パリ五輪内定を決めました。

池田向希選手、2大会連続世界陸上35キロ競歩でメダリストとなり、20キロに転向した川野将虎選手(御殿場南高出身、旭化成)、さらに世界陸上連覇の実績を持つ山西利和選手(静岡・西豊田小出身、愛知製鋼)と静岡県勢がパリ五輪の出場枠を争う
“世界一熾烈な代表争い”と称されたこのレース。優勝し、派遣設定記録を突破すればパリオリンピック代表に内定します。
序盤は山西選手が引っ張る展開でしたが、7キロ地点、池田選手が山西選手の前に出ます。世界記録に迫るハイペース、川野選手も食らいつきます。

しかし、ここからは、池田選手の独壇場でした。2位以下をぐんぐん引き離していきます。派遣設定記録を2分以上上回り世界記録に迫る好タイム、池田選手が圧巻の歩きで優勝のフィニッシュテープを切り、パリオリンピック代表に内定しました。
<パリ五輪出場内定 池田向希選手>
「東京オリンピックに続き2大会連続のメダル、そして金メダルを目標にやってきているのでここはあくまで通過点、パリオリンピックで勝負したいと思います」