2024シーズンからプロ野球2軍に参加するくふうハヤテベンチャーズ静岡の本拠地となった静岡市清水区の清水庵原球場の新たな愛称が1月18日、正式に決定しました。命名権を獲得したのは世界で活躍する静岡生まれの企業でした。

＜静岡市民＞
「変わった名前にしたなと思った。いいんじゃない、親しみやすくって。『いなば球場』でもよかったのに」
「ネコにとっては夢のような。猫を飼っている方なら、みんな知っていると思うのでうれしいと思います」

名付けられた愛称は、その名も「ちゅ～るスタジアム清水」。「ちゅ～る」とは、ネコ用のおやつとして2012年から発売されている人気商品です。「ちゅ～る」を製造・販売する世界的メーカー「いなば食品」(本社：静岡市清水区)が今回、静岡市とネーミングライツ契約を結びました。契約期間は5年間、契約金は1年で7,150万円です。

＜いなば食品　稲葉敦央社長＞
「由比で生まれ育って今日まで工場もやらせてもらっている。『いなば○○』じゃどうにもならない。『ちゅ~る』のほうが名前としてやわらかい」

稲葉社長の野球愛は人一倍。実は2023年、大谷翔平選手が所属していた米メジャーリーグ・エンゼルスのスタジアムにも広告を掲載し、稲葉社長が始球式に参加しました。

＜いなば食品　稲葉敦央社長＞
「(大谷選手が)あれだけ謙虚で、人間性が磨かれるスポーツなのかなと思います」

＜静岡市　難波喬司市長＞
「子どもたちに夢や希望を抱かせるそういった球場になってくれる、ということを確信している」

球場の愛称が新球団の盛り上げに一役買うことが期待されます。