国内最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション」が1月13日、静岡市で開かれました。豪華モデル陣が登場する中、一部のステージを下支えした専門学校生たちに密着しました。
13日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開催された「SDGs推進TGCしずおか2024」。ステージには俳優の永野芽郁さんや、池田美優さんなど、豪華モデル陣が登場し、会場が沸きました。
そのステージを客席とは別の場所で見つめていたのは、静岡デザイン専門学校の学生たちです。
<静岡デザイン専門学校1年 高柳真白さん>
「新しい挑戦だと思って、みんなで力を合わせていけたらいいなと思います」
学生有志28人は多数のブランドを展開している「MARKSTYLER」とコラボレーション。12月下旬には、モデルが実際に着用する衣装のスタイリングを組みました。今回、ショーが完成するまでの全ての過程に携わります。
本番前日…。
<ブランド担当者>
「靴とかバッグとかアクセサリーを入れて欲しい」
会場に到着した衣装の仕分け作業を行いました。
<静岡デザイン専門学校1年 鈴木莉乃愛さん>
「岡崎紗絵さんに似合うように組んでスタイリングしているので、絶対似合うだろうなと想像できますね」
<静岡デザイン専門学校1年 香野結美さん>
「今からドキドキしています。ゆうちゃみさんのスタイルの良さとGYDAさんのブランドの良さを引き立たせられるように考えながらコーデを組みました」
<dazzlinプレス 船岡美希さん>
「きれいに伸ばしてあげるとリボンをよりきれいに見せてくれるので、細かいところまでアイロンをお願いします」
ファッション業界を目指す学生たちにとっては将来に向け仕事の流れを知る、貴重な機会です。
本番当日…いよいよ学生たちが携わったステージが始まります。
<岡崎紗絵さん>
「組んでもらった!ありがとうございます。顔写真をはめていただいたんですよね。私も好きなスタイリングです」
<学生>
「よかったです。ありがとうございます」
<ゆうちゃみさん>
「選んでくれたんですか?嬉しい。私もそういうのやってみたかった!ファッション学べるから」
自分たちが考えたスタイリングでモデルたちがランウェイを歩く姿を目に焼き付けていました。
<ゆうちゃみさん>
「差し色にピンクを入れてくるのさすがやなと思いました。私もまだ22歳なので皆さんと歳も近いので一緒に頑張りたいなと思います」
<岡崎紗絵さん>
「皆さんがいつかデザインしたものを着ることが、もしかしたらあるかもしれないので、今からそれを思うとすごくわくわくしますし、皆さんがファッション業界をもっともっと盛り上げていってくれたらなと思います。応援しております」
学生たちの視点は、ブランド担当者にとっても学びがあったようです。
<dazzlinプレス 船岡美希さん>
「ブランドの中だと、こういうスタイリングというのが決まってきてしまうんですけど、学生さんの感性で気付かされることが多かったです」
<4月にMARKSTYLERに入社 北條聖来梨さん>
「自分たちがスタイリングした衣装を着てモデルさんが歩いているのを見てとても感動して、こういう貴重な体験までできたので、とてもいい経験になったと思います」
夢のステージを終え、学生たちは新たな夢へと歩み始めます。