2022年6月、静岡県沼津市内で職務質問をした警察官を車で引きずり、その後、パトカーを含む車7台に衝突して逃げた罪に問われている男の裁判で検察側は懲役10年を求刑しました。
殺人未遂や器物損壊など5つの罪に問われているのは、名古屋市の無職の男(39)です。
起訴状によりますと、被告の男は2022年6月、沼津市内で警察官の職務質問を受けた際、逃げるために車で約9メートルにわたり警察官を引きずり、その後、パトカーを含む車7台に衝突した罪などに問われています。
検察側は、10月10日の公判で「被告は、警察官に服を掴まれている状態で車を急発進させ、転倒した警察官の頭のわずか8センチの場所を車で通過していて、殺意が認められる」などとして、被告の男に懲役10年を求刑しました。

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