「行為の意義強調し、反省する姿勢見られない」町民憲章塗りつぶした男に懲役1年の判決=静岡地裁下田支部

2023年5月、静岡県南伊豆町の町民憲章が書かれた鉄塔を青く塗りつぶしたとして、器物損壊の罪に問われていたデザイナーの男の判決公判が10月18日、静岡地方裁判所下田支部で開かれ、男に懲役1年の判決が言い渡されました。


判決を受けたのは、南伊豆町一條のデザイナーの男(79)です。判決によりますと、男は2023年5月18日から20日の間に、南伊豆町加納にある町が所有、管理する看板にスプレー式塗料を吹き付けて汚しました。


地裁下田支部で開かれた18日の判決公判で、川崎慎介裁判官は、「公判でも行為の意義を繰り返し強調し、真摯に反省する姿勢が見られない。再度の執行猶予を付すべき事案とは言えない」などとして、懲役1年6か月の求刑に対し懲役1年を言い渡しました。

被告は2021年にも南伊豆町内のモニュメントを汚したとして、2022年5月に有罪判決を受けていて、今回は執行猶予中でした。

関係者によりますと、男は控訴しない意向だということです。

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