自動車機器向けリサイクル樹脂 矢崎、東レ共同開発
自動車機器大手の矢崎総業(東京)と東レは、製造工程から出る端材を利用した自動車機器向けのリサイクルPBT樹脂を共同開発した。22~24日に横浜市で開かれる自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展」に出展する。
![(提供写真)リサイクルPBT樹脂を利用したワイヤハーネス](/news/images/n148/1472782/IP240517TAN900008000_0001_CDSP.jpg)
東レが使用済み資源を化学的に分解して、原料に変えたケミカルリサイクル材のPBT樹脂を使用。矢崎総業とともに、電気・電子機器をつなぐ自動車のワイヤハーネス構成部品に転用できるよう性能を高めた。高品質が求められる自動車機器向けに材料物性と成形技術を最適化し、新品のバージン材と同等の品質安定性を実現したという。
矢崎総業は「2~3年後の実用化を目指す」としている。