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“遊火心”いっぱい 伊豆満喫 キャンプ芸人・じゅんいちダビッドソンさんに聞く【しずおかアウトドアファン】

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 サッカー元日本代表の本田圭佑選手の物まねなどで人気のお笑い芸人じゅんいちダビッドソンさん。近年は自身のユーチューブチャンネルでの動画配信などを通じ、「キャンプ芸人」としても活躍の場を広げている。SBSテレビ・ラジオで7月から新番組「じゅんダビの遊火[あそび]メシっ!」が始まるのに合わせ、“じゅんいち流”キャンプの楽しみ方を聞いた。
  photo01 たき火を眺めながらキャンプの魅力などを語るじゅんいちダビッドソンさん=6月下旬、南伊豆町石廊崎の「Alica Beach南伊豆」(東部総局・田中秀樹)
 じゅんいちさんがキャンプを始めたのは芸人仲間からの誘いがきっかけ。仕事で一緒になる機会の多いヒロシさん、「バイきんぐ」の西村瑞樹さんから、「じゅんいち、絶対キャンプ好きだと思うからやろうや」と、何度か声をかけられたという。
 当時、主に釣りを楽しんでいたじゅんいちさんは断っていたが、たまたまスケジュールの空いた日に誘いを受け、沼津方面のキャンプ場へ行くことに。その時の経験が転機になった。「雨の中、タープ(日差しや雨を防ぐシート)を張って、たき火をしながら3人でしっぽり飲んでいる時の時間がぜいたく過ぎて。『こんなに楽しいんや、これからずっとやります』と言いました」と振り返る。
 ユーチューブチャンネルでは、キャンプの多彩な楽しみ方を動画で紹介している。1人で行くソロキャンは「マナーさえ守っていれば、完全に自分のペースで自由。例えばたき火を見ながらお酒を飲みたいだけやったら、缶詰とビール持ってたき火見て。それで成立する」と語る。自分のやり方で、自分だけの時間を楽しんでいる。 photo01 番組のロケで手際よく料理するじゅんいちダビッドソンさん(東部総局・田中秀樹)
 同じくキャンプ好きで知られるヒロシさんら芸人仲間で結成している「焚火会[たきびかい]」は、各自がソロキャンのように過ごしつつ、緩やかに交流する「ソログルキャン」形式が定番。家族で行く「ファミキャン」は、テント泊ではしゃぐ子どもの姿を見たり、一緒に食事を作りながら過ごしたりと、一家の大切なコミュニケーションの場だ。県内では、釣りスポットも多い伊豆半島にはよく訪れていて、最近は自然に近い形で野営ができる「ワイルド感のあるキャンプ場」を見つけてお気に入りになった。
 その時々で思いついたことを実行するのが自身のキャンプスタイル。「特に固定観念を持たずにやるのがこだわり」と分析する。「キャンプはブームで道具もすごくたくさん出ている。行くだけでなく、道具を集めるというのもあって、僕はダブルで楽しんでいる。皆さんそれぞれの楽しみ方を見つけてほしい」と締めくくった。

  photo01 じゅんいちダビッドソンさんらが訪れたテントサイト
 SBSラジオ・テレビで番組 初ロケに同行
 6月下旬に行われた「じゅんダビの遊火メシっ!」の初回ロケの舞台となったのは県東部・伊豆地方。南伊豆町石廊崎のキャンプ場「Alica Beach(アリカビーチ)南伊豆」に宿泊したじゅんいちさんに同行した。
 ロケは、じゅんいちさんがドライブをしながら各地を巡って地元の食材を集め、キャンプ場で料理を楽しむ内容。現地到着後、じゅんいちさんはテントやたき火台の設営を一通り済ませると、食事の準備をスタートした。
 同町で水揚げされた魚介類をはじめ、肉、野菜などを手際よくさばき、たき火台などで焼いて仕上げた。出来上がった料理に舌鼓を打ち、本県産の食材を堪能した。
 番組は、SBSラジオが毎月第2日曜の午後7時から、SBSテレビは毎月第4月曜深夜(火曜未明)に放送予定。

 じゅんいちダビッドソン 1975年生まれ。97年にデビューし、「R―1ぐらんぷり2015」で優勝。ユーチューブチャンネル「ちゃんねるダビッドソン」を運営するほか、個人事務所の代表も務める。兵庫県尼崎市出身。

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